奥秩父 甲武信岳2475m~飛竜山(禿岩2077m)
1日目
信濃川上駅
⇒毛木平→五里観音→八丁坂→八丁坂ノ頭→十文字小屋<泊>
十文字小屋090-1031-5352、川上観光タクシー0267-97-2231(どちらも要予約)
2日目
&
十文字小屋→十文字峠→大山→武信白岩山2288m→尻岩→三宝山2483m→甲武信岳2475m→甲武信小屋<休息>→笹平避難小屋→西破風山2318m→東破風山→雁坂嶺2289m→雁坂峠→雁坂小屋<泊>
雁坂小屋0494-55-0456(週末営業、期外開放)
3日目
時々
雁坂小屋→尾根→水晶山2188m→古札山2112m→南東鞍部→燕山2004m→雁峠1780m→分水標→笠取肩→笠取山1953m→黒槐ノ頭南鞍部→分岐→唐松尾山2108m→西御殿岩分岐→山ノ神土→将監峠→将監小屋<泊>
将監小屋0553-32-1044
4日目
時々
将監小屋→分岐→禿岩2077m→飛竜権現→前飛竜1954m→熊倉山1624m→サオラ峠→山王沢→登山口→丹波バス停→
温泉
⇒奥多摩駅
丹波山温泉のめこい湯 0428-88-0026 3時間¥600
日曜日からの出発はどこも空いており、快適。山中で出会った人(小屋の人を除く)は僅かに6人(足しても10人+2匹)。お天気は梅雨時なので予報どおりで、あまりパッとはしないが、強く雨が吹き荒れるでもなく、後半は曇時々晴れ。小屋に着くと強く降りだし、2日目は
も鳴った。暑すぎもしない感じだった。
梓山・毛木平からよく整備されたルートで十文字峠まで上がる。予約しておいたタクシーで駐車場やトイレのある毛木平まで向かう。毛木平付近でベニバナイチヤクソウが鮮やかに咲き誇っていた。今年は花が遅れて、今が見頃とは運転手さんの弁だ。
ここから10分ほどで千曲川源流遊歩道を右に曲がると、新しくできた千曲川挟霧橋を渡って、栃本からここまで5里という五里観音へ。しばらく沢に沿った道となる。やがて沢から離れるようになると急登だ。ジクザグに登る通称八丁坂になり、胸突き八丁という言葉のどおりのきつい登りだ。上方に尾根が見えてくれば間もなく道標の立つ八丁坂ノ頭に到着し、ちょっとした広場になっている。ここから、尾根伝いに左に登って、更に尾根の右側を峠に向かって辿って行く。途中谷底に向かって急傾斜になっている部分もある。ミツバツツジが鮮やかなピンクで新緑の中で映えていた。コメツガ、シラベなどの樹林を抜ける緩斜面の道を辿ると十文字峠だ。この小屋の回りにはシャクナゲの群落があるが、時期を少し外しているのであまり多くは咲いてなかった。小屋に着くと同時に雨足が強くなったので、十文字山頂へは行かなかった。
小屋から大山へは急な登りとなる。朝一番からなので、緑濃い原生林の中をゆっくり行く。石楠花が出迎えてくれる鎖場を通過すれば山頂。狭い山頂だが、展望も良いらしい。しかし本日は雨・・・・。
登り下りを繰り返しながら、武信白岩山の南側を巻いて(山頂へのルートは危険なため通行止め)、尻岩へ。見る向きによってはオシリの形に見える大きな岩。木の梯子や鎖場を通過して、三宝岩へは長い登りとなる。埼玉県の最高峰である三宝山は樹木に囲まれ、展望はないだろう。
原生林の中を標高2475メートルの甲武信岳山頂をめざして行く。ここは埼玉県・長野県・山梨県にまたがっており、山頂からの展望は雄大というが今回はかなわなかった。山頂からは日本百名山のうち43座が見えると言われるほど素晴らしい眺めだそうだ。遠くに雷の音がするので、記念撮影のみで甲武信小屋へ向かう。ガラガラと浮き石の多い急な下りなので、滑らないように十分に注意し、15分ほどで鹿避けのネットを抜け小屋に到着。ちょうど雨足が強くなり、小屋の中で雨と雷の様子を見ながら休息させてもらう。ヤナギランが咲き乱れる小屋で知られているが食害がひどいようだ。
約1時間の休息後、予定通り出発するが、雨でもあるので木賊山はまき道を行く。この辺りから樹林の姿が変わってくる。そして笹原の笹平避難小屋へと下る。ここでも又、雨足が一時強くなり、長めに休んだ。
西破風山へハイマツの中の露岩帯を越えて登って行く。東破風山へは石楠花の花が露岩に映える。この辺りから雨もやみ、時折薄日がさすようになる。登り下りを繰り返し、雁坂嶺へは樹林の中をゆるやかに登る。今回初めて、展望を楽しむことが出来た。もう17時近かったが、今夜の宿はすぐなので、しばし楽しむ。そして、日本三峠のひとつである雁坂峠へと下って、そこから左へ雁坂小屋に着く。営業日ではないので、早速夕食の準備をする。今宵は貸切のようななので、蝋燭の明かりでゆったりくつろぐ。明日はお天気間違いなしだから・・・。
小屋横から再び稜線へと登る。ブナと笹の草原が続く。水晶山、古札山、燕山と登ったり、下ったりを繰り返す。ガレ場の通過もあるが危険なところではない。今日は霧がどんどん上がってくるが、晴れており眺めを楽しめる。雁峠へ急坂を下る。ここで鮮やかなクリンソウの群落を見る。草原の中に、コナシの花も満開だ。雁峠小屋の横を通って、「小さな分水碑(多摩川、荒川、富士川)」の建つ丘へと登る。
ここから、笠取山へ急な、急な登り・・・とにかくペースを乱さないようにゆっくり登り続ける。登りきると山梨百名山の標識が立っている。山頂はもう少し先だが、ここのほうが広く展望も良い。しかも一息入れなければ、進む気にもなれない。眼下に雁峠が見える。もちろん大展望だ。
ドウダンツツジと共にゆっくり休んで山頂に向かう。ここからは石楠花が多く咲いていた。黒槐ノ頭南鞍部から唐松尾山へと尾根の少し南側を巻いて行く。この辺りから倒木が増え道が荒れている。小さな鞍部で尾根を北側に越え、更に南に越える鞍部に唐松尾山への分岐がある。山頂にはささやかな表示と三角点ががある。
戻って、将監峠へ西御殿岩の分岐を過ぎ山ノ神土へと下って行くが、道はますます荒れ模様。崩落が激しいところもある。(今回は通過に支障はなかったが・・・)
山ノ神土からは広い道。防火帯の草原がまぶしいくらい美しい。牛王印平を右へ防火帯を下って将監小屋へ着く。今日は早めに着いた。チビとレモン(犬)の出迎えを受け、のんびり数時間くつろぐ。今宵は同宿者1名。水音がやかましいくらい静かな夜だ。
最終日、小屋から縦走路へと登る。竜喰山、大常木山の南西腹を巻いて進む。何度も沢を越えて行く。広々とした大ダルに着く。ここからは急登だが、ヒメイワカガミの群落がすごい。足元が少し悪いので注意しながら、花に見とれてしまう。飛竜権現手前の展望地、禿岩をめざす。
禿岩で展望を楽しむ。岩陰にミヤマイワニガナがひっそり咲いていた。後は、前飛竜へ、急な下りと岩場の通過がある。ここも石楠花の美しいところだ。しかし道は以前より荒れている。前飛竜からも直ぐ急な下りとなる。その後は長い長い笹原やブナの森の通過だ。ミサカ尾根は広い。熊倉山へは急登。そして下ってまた広いブナの尾根道、道を外さないように進むが、ちょうど霧が濃くなってとても幻想的な森だった。ここだけではないが、オサバグサ、フタリシズカ、ササ、ヤマツツジ、マイヅルソウを見つける。
サオラ峠で最後の下りに備えて大休止。ここからは富士山が見えるのだが、今日は雲の中だった。ちょうどその方向は刈り払われている。
かなり急な下りが待っている。一番急なところはロープが張られていた。(前はなかったと思う)そこ以外は、丁寧に道がつけられているので下りやすい道だ。途中、ギンリョウソウがニョキニョキとかたまってはえていた。杉の植林地(山王沢)から左に下っていく。堰堤を越え、畑の中を通り(鹿避けの扉を2回通る)農道に出る。後は道なりに下り、国道にでたら、左へ。
温泉へは丹波のバス停から三停留所分歩いて駐在所の先、右側だ。三日分の汗と埃と疲れを流して、
バスに乗る。
荒れ気味の道と雨で時間はかかった。特に
アルパインガイドのコースタイムは現実離れしているように感じた。ほぼ地図から想定していた時間通りだったが長丁場なので、余裕は必要だ。コース上に小屋が多くあり、水も豊富なので安心して歩ける。久しぶりに達成感の大きい
になった。(080622-25)
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